Archive for 12月, 2016
E51 エルグランド君のエンジン音が大きくなったと感じたらラジエーターのファンの状態を確認してみよう!ファンコントロールモジュールを交換してみた!
寒い冬がやってきました。。
暑い夏よりはいいもののやっぱり寒すぎるのはちょっとねぇ。。。っと感じる今日この頃。。。
寒い朝にいつものように、会社へ行くために、エルグランド君のエンジンをかけてしばらく暖気運転をしていると。。。
なんかうるさい。。。
エンジン掛けたてで水温が上がっていないはずだし、冬にエアコンなんてつけてるわけでもないのに、回るはずもないラジエーターファンとコンデンサーファンが回ってるような音がしてる。。。
様子を見るためにボンネットを開けて見てみると。。。。
グルングルン回ってます。。。しかも全速力で回ってます!
こりゃ明らかにおかしい動きですわ!
もはや18万キロ走行を目前としていることもあり、いろんなところが破壊されつつあります。。。。
まぁ回らんでオーバーヒートするよりはマシではあるものの、このラジエーターファンとコンデンサーファンは結構いい電力を消費するんで、せっかく以前に交換したオルタネーターにも悪影響だし、一説によると燃費にも影響を与えるとか・・・・
これ以上、燃費悪化は家計に響くこともありなんとかせにゃいかん!
ということで、いつものように藁をもつかむ思いで、Google先生に聞いてみました。。。
あるある。。。
こういう事象の時はファンコントロールモジュールの故障ってことみたいです。。。
先人の情報提供は本当にいつもありがたいです。。。
見て見た記事によると、このE51エルグランド君のファンの動作を制御するファンコントロールモジュールは故障しやすいようで、故障した時には、水温やエアコンのON、OFFにかかわらず、キースイッチがONの状態の時には常に回っている状態になるようです。。。
ありゃりゃ。。。まさにこの状態ですわ。。。
クルマのコンピューターからファンを回転させるPWM信号を受けてファンの回転数を制御するのが役割のよう。。。
基本的な動きは。。。
キースイッチがONである時、水温が95度以下であり、かつ、エアコンがオフの場合にはファンは停止して、エアコンがONの時、または、水温が95度以上になったらファンを回す制御を行うようです。。
ってことで、じゃあ直しましょうかねってことで、ファンコントロールモジュールの型番を調べてみると、Calsonic Kansei製の41493-EH10Aってのがわかりました。。。
この部品は、MAZDAのMPVやMITSUBISHIの OutlanderやLancerにも使われているようです。。
ちなみに、MAZDA、MITSUBISIでの型番は、1355A124 L336-15-15Yのようです。。いっしょのモノですので当然互換ありと思います。。
っで、値段を見て見ると。。。。
なんと、9000円!!!!
こりゃ厳しい出費!!
ビンボーサラリーマンにとって9000円もあれば2回くらい呑みに行ける費用。。。
とあるサイトの情報によると、ディーラーで修理してもらうとこの部品代に7000円の交換作業費用がプラスされ、修理総費用は、16000円!
もう、めまいがするような費用です。。。
部品代はしゃーないけど、交換作業費を抑えるべく、自分で交換することを決意し、とりあえずは部品を調達するべく、また、Google先生に聞いてみると。。。
神様はビンボーサラリーマンを見捨てはしませんでした!!!!
中国のいつものサイトで互換品がなんと$10くらいであることを発見!!!
もう何の躊躇もなく、ポチっちゃいました!
(中国のアリババの国際バージョンの、Aliexpressで、41493-EH10A か、1355A124 か、L336-15-15Y で検索すると出てきます!)
ちなみに。。。楽天だとここでも販売してますよ。。。(こちらのはマツダの純正部品なんで、ちょっと高いですけど、こっちの方が絶対オススメです。
(詳しくは、今年は猛暑!オーバーヒートには要注意!ラジエターが破損して人生初のレッカー搬送を経験しちゃいました!でもDIYでラジエター交換して何とか復旧! を見てね。。。納得できるはずです。。。)
>ファンエレクトリックコントロール MPV LW3W L5101515Y (L336-15-15YA) マツダ純正部品 価格:7,560円 |
ポチってから約2週間。。。
神様からのクリスマスプレゼントがこんな感じで到着!
さっそく、開けてみると。。。
こんな感じ。。。OEM品って書かれていたけど、ちゃんとCalsonic Kanseiって書いてます。。。
本当にCalsonic Kanseiかどうかは知りませんが。。。
まぁそんなことは気にせず、とりあえず数年間でもう動きゃもう、満足です!この価格なら純正品の1/6位なんでね。。。壊れりゃまたこの価格で交換してもまだ安い!
っで、いよいよ、壊れた部品の取り出しから。。。
このファンコントロールモジュールは、ラジエーターの裏側についてるんで。。。
とりあえずは、エンジンの上についてるこいつ外します。。。
外したらこんな感じ。。。
これを外したら、ラジエーターとエンジンの隙間にあるファンコントロールモジュールを外します。。。
真ん中あたりにある部品がファンコントロールモジュール!
上部と下部の2本の10mmのボルトで固定されているんで、これ外します。。。
上側は見えるけど下側は見えません!
指で模索しながらボルトを探して外します。。。
ボルトが外れると、ファンコントロールモジュールに接続されている3つのコネクターも外します。。。
これが結構、固着しててなかなか外れませんが気合で外します。。。
お約束の外したモノを並べて見て。。。
見ての通り、左が故障したモジュールで右が交換用のCalsonic Kanseiかどうかわからないモジュール。。。
なんか型番名称なんかの体系も違うんでなんかあやしいかなー。。。(気にしない気にしない。。。)
交換して、取り外した逆の手順で元通りにして完了!
さて、これで動作確認!
水温はエンジンをかけてなかったんで、水温計は最低状態の時に。。。
エンジンを掛けずにキースイッチをONの位置にしてしばらくすると。。。
交換前はこの時点でブルンブルン全速力で回ってたのが回らない!!!OK!!
この状態でエアコンをON!
おーーーー回り始めました!!!OK!!
エアコンをOFFにすると。。。
おーーーー停止!OK!!
ちょっと走ってみて、水温を上げると回り始めた!!!OK!
ちょっとアイドリング状態で放置しておくとファンは停止!OK!!
いちおう、ちゃんと動作してるみたい!!!
騒々しかったけど驚くような静かさ!
まぁ新車の時はそうやったんやろうけどね。。。新車の音に戻りました。。。
ディーラーで修理してもらったら16000円のところをなんと、$10(中国からの送料込で1200円くらい)で修理できました!!!
いやー満足満足じゃ!
〜後日追記〜
このあと猛暑となった夏にとんでもないことになっちゃいました。。。
ここでご紹介した中国製ファンユニットコントローラーは要注意です!!!
詳しくは、
今年は猛暑!オーバーヒートには要注意!ラジエターが破損して人生初のレッカー搬送を経験しちゃいました!でもDIYでラジエター交換して何とか復旧! を見てね!
いやー大変やった!ソーラーセルをつなぎ合わせてソーラーパネルをDIYしてみた!
ここ最近、日本列島のいろんなところで頻繁に地震が起きているようで、今度こそ首都圏に大きな地震が来そうな気配。。。
ちょっと前に起こった東日本大震災の時には、東京の赤坂から二子玉川まで4時間くらいかけて徒歩で帰宅したことを思いつつ、何か準備しときゃなきゃという思いはあるものの、何をしなきゃいかんのかというのがイマイチぴんとこない・・・
そんななか、今やスマホなどの携帯電話などの通信手段は必要不可欠な時代であり、万一の停電の時でも、このデバイスを最低限、稼働させるための電源の確保ができればそれなりに、情報収集ができてそれなりの対応ができるだろうということで、そのための電源確保しようと考えた!
そこで、今回は自然エネルギーである太陽光を利用して、最低限の電気エネルギーを確保するための、ソーラーパネルを利用した電気エネルギー蓄積システムを自作してみた。。。。
ちょうど、デサルフェーターの実験用に残しておいたクルマのバッテリーもあるし、これを利用して、ソーラーパネルを利用して常に充電しておけば、万一の時に電源として使えそうですしね。。。
これを使っちゃいましょう!
そんな安易な計画で、まずはソーラーパネルを調達することに。。。
でも、それなりの発電量を持ったソーラーパネルは結構なお値段。。。。
クルマのバッテリーをそれなりに充電するためには、最低でも40W程度の発電量が必要で、これのパネルの価格を調べてみると、どれもこれも10,000円クラス。。。
貧乏なサラリーマンの小遣いとしてはこの10,000円は高嶺の花です。。。
そんな高価なものをいきなり調達して検証失敗の結果であれば、エンジニアとしては悔しくて仕方ないので、今回は、安く調達して実験してみることを優先する方針でいろいろ調べてみた。。。
そうすると。。。
40Wクラスのソーラーパネルは、完成品でなければ、日本円にして約3000円くらいで中国から調達ができることが分かった!
でも、これは完成品ではなく、36枚の太陽電池セルがバラバラになった状態のもので、これを直列にはんだ付けしてつなぎ合わせて、18Vを作るというDIY製品!
まぁ、電子工作はしょっちゅうやってるんで、はんだ付けなんて問題なしと思って、これは安いということで、ポチってみました。。。
(以下のバナーで solar panel diy で検索すればいっぱい出てきます!)
(楽天だとこんなのもありました。。。)
>太陽光パネル 太陽光発電 ソーラー学習セット 太陽電池を気軽に体験♪ソーラー発電 ソーラー電池 【02P03Dec16】 価格:3,780円 |
発注から約1カ月で中国からようやく来ました!
こんな感じで結構、丁寧な梱包で到着!
ここ最近の中国の運送業界はひどくて、荷物を投げまくって仕分けするなんてことが当たり前のようで、少々心配してましたが、無事到着しました!
発注後に知ったんですが、中国の運送業界の実態はこんな感じみたいです!
https://www.youtube.com/watch?v=TJMoqnc_V-E
もー投げる投げる!!! でもけっこういいコントロールしてます! こんな状態で無事届いたのは奇跡としか言いようがいないっすねー!!
一応は、こんな表示があるんですけど、あの様子を見てるとこんなもんは全く意味をないしてないような気がします。。。
とりあえず、開けてみると。。。
こんな感じ!
奇跡ながら全量無事につきました!
セルは40枚! 当然全部バラバラ!
このセルは2インチ×6インチのサイズで、1セルあたりの電圧は0.5Vで電流は最大で2.2Aを発電するようです。。。
これを36枚、直列につないで、電圧は、0.5V×36枚で18Vで、電流は2.2Aなので、約40Wの発電をするってことなんですね・・・
これに、各セルをつなぎ合わせるタブ線とバス線、はんだ乗りを良くするためのフラックスペンがついてます。。
いよいよ、このセルを直列につなぎ合わせていくわけですが。。。
これが大変!!!!!!!
もー大変です!
大変!ってのは、とにかくセルは薄いこと!
例えるなら。。。
カルビーのポテトチップの上ではんだ付けしていくようなもの!!!!!
ちょっと気が抜けて、油断すれば。。。。
こんな状態。。。
割れまくります。。。
ソーラーセルのはんだ付けは超高度な技術を要します。。。
ちょっとしたはんだの段差でも割れまくります。。。
はんだ付けは結構、自信があったんですけど。。。凹みまくりです。。。。とほほ。。。
40枚のセットだったんで、18Vを作るためには、36枚が必要で、割ってもいい許容枚数はたった4枚!
ますますプレッシャーがかかります。。。。
格闘すること約4時間!!!!
なんとか、終わりました。。。
ちょっと無理な体勢ではんだ付けを余儀なくされたため、足腰が激痛です。。。
こんな感じで、組んでみた。。。
900mm × 450mm の合板の上に 1列あたり8セルを並べ、これを4列で、32セル
これと4セルを足して合計36セル!
これに、セルが割れないように周囲に30mmの高さのゲタを乗せて、セルの上下段にもゲタをかまして、その上に、0.5mm厚の透明PET樹脂を乗せて保護してます。。。
0.5mm厚だと薄いかなーと思ってたけど、ゲタのおかげで結構いい感じに強度が保てました。
いよいよこれで発電量を測ってみると。。。
おーーーーーー!!!!
今日はいいお天気だったんで、定格の18Vを上回る20Vを発電してます!!!
こりゃ期待できます!!!!
これに、レギュレーターを付けます。。。
これも中国からの輸入です。。。
このレギュレーターなんとMPPT方式です!
国内で買えば3000~5000円位なんですけど、800円で調達しました。。。
(もう電子部品関係では、中国にはかないませんね。。。)
バッテリーとソーラーパネルをつないで、一応、ちゃんと充電しているようです。。。安心安心。。。。
完成した全景がこんな感じ。。。
まぁなんとかできました。。。
これから、テスト運用をしてみましょうかね。。。。
どんな感じになるかは乞うご期待のほど。。。。
でも、今回、セルのつなぎ合わせからのDIYでソーラーパネルを作ってみましたが、良く分かったことがあります。。。。
それは。。。
素人がソーラーパネルのDIYでやってもハンパなく手間がかかる!
こんだけの破損率があれば、それなりの値段がするのはよくわかった!
でもこんだけの苦労を考えたら、ハナから完成品を買ったほうが全然いい!
ほーら!
価格:10,000円 |
この分野は難易度が高すぎです!
ソーラーパネルはすぐ割れるんで、割れてもいい許容量を超えてしまうとタダのゴミにしかなりません!
こどもの教育用にはDIYはいいですけど、実用を考えたときには、絶対に完成品を調達したほうがいい!ってことを実感です。。。
もう二度とソーラーパネルの自作はしないっす!
でも、いい勉強になって、おもしろかったけどね!
なので、やっぱり、またやるかもしれないっす!