Archive for 2月, 2016
16万キロ走行のE51 エルグランド君のATF交換のためのオイルチェンジャーを自作してみる。。。(ちょっと失敗かなぁ。。。)
E51 エルグランド君は、新車購入から9年目に突入し、すでに16万キロを走破してはいるものの、車イジリ好きが功を奏し、致命的なトラブルもなく。まだまだ現役バリバリで走ってます。
ただ、今後、問題となりそうと予感するのが。。。ATFですな。。。
そういえば、交換には結構な交換費用がかかるから、もう5万キロくらい替えてないしね。。。
そもそも、小生は、このクルマが初めてのAT車で、今まではマニュアル車しか乗ってなかった訳で、どうもこのATFってものに馴染みがないんですなー
巷のネット情報だと。。。。
『トランスミッションは超精密機器であって、ほんのちょっとの塵やゴミがトラブルの原因になるから、ATF交換は素人が手を出しちゃイカン!』とか。。。
『ATFは絶対にメーカー純正品じゃないとイカン!』とか。。。
もう、腫れ物に触るようなことが書き込まれてます。。。
でも、クルマってモノの性質上、動いてるときには常に振動しているもので、液体であるオイルがジッと揺れない状態になる訳もなく、もし、そこまでシビアなものであったらマトモに動作するとは思えない。。。
さらに。自動車メーカーが自社でオイル生成している訳けもなく、必ずどこかの大手精油メーカーがOEM品で提供している訳で、よっぽどのレーシングカーの特注トランスミッションじゃない限り、それなりの流通量がないと、自動車メーカーも精油メーカーもそれなりのコストで流通でき訳もないので、少々の成分差はあるにせよ、必ずしもメーカー純正でなければならないはずがない。。。
要は、ほぼ類似する成分のオイルであれば別に問題ないだろう。。。
既に溜まったスラッジを拡散させないように交換すれば何ら問題はないだろう。。。
という自己結論をつけました。。。
そういうことで。。。
今回は、ATF交換を上抜きで抜けるだけ抜いて、抜いた量だけ交換するという方法でやることを計画しました。。
そもそも、欧州車なんかでは交換しなくてもよいといったようなものなので、ATFだけでも交換すればそれなりの効果は得られるだろうっといういつものように安易な考えで。。。
とりあえず、上抜きするためのオイルチェンジャーをどうするかということから。。。
エンジンオイル交換用の電動ポンプは持ってはいるものの、初めてのDIYのATF交換ということもあり、これを兼用するのはちょっと心が引けるので、新たに手動オイルチェンジャーを作ってしまいます。。。
数千円で販売されてはいるものの、原理的には単なる負圧ポンプを作れればいいので、結構簡単に作れます。。
シャンプーのポンプを直接突っ込んで利用されている先人が、多数ネットに掲載されてましたが、これは結構なポンピングが必要となるので、小生は、ボトルに負圧をかけて吸い上げる方式を採用することに。。。
まずは、ボトルを何にするかということで、これには結構な負圧に耐えられ、密閉性の高い容器が必要となります。。
梅酒なんかを作るときのガラス容器なんかいいんんじゃないかとも考えてみたけど、割れやすいし密閉性はそれほど高くないということからパス!
結果的には、灯油をいれるポリタンクを採用することに。。。
よく売ってるのは、18リットルの容量モノだけど、ちっちゃい方が負圧に耐えれる強度を得られるということで、今回は10リットルのポリタンクを採用することに決定!
そんで、今回用意したのがこれ!
いつものケーヨーD2で498円なり!
18リットルのやつが598円だったので、容積対コストで考えると割高ではあるものの目的が違うので今回は10リットルを購入。。。
ちょうど、負圧をかける側とオイルを吸い上げる2か所の接続が必要なので、蓋が2つあるのは好都合!
これで加工がしやすくなりますな。。。
本当は、ボトルの色が白だったら抜いたオイルの量を外から見れるのでそっちのほうがいいけど。。。
白色の灯油ボトルはおいてなくて、違う用途の同じようなボトルの価格はなんと2000円!
同じようなものなのになんでこんなに価格が違うのかね~
今回は実験も兼てということなので、迷わず格安の赤色を選択。。。
そんで、次には蓋にチューブをつける加工をします。。
この加工では、タンク内の負圧を維持させねばならないので、コンプレッサーなどとエアー工具を接続するための、エアーワンタッチ継手(1個200円くらい)を使います。。
これを2つの蓋の中央に13mmほどの穴をあけて、直径32mmのW1/2のワッシャーと更なる気密性を得るためにゴムワッシャーをかまして取り付けます。。。
内側も同じで、ゴムワッシャーと32mmのW1/2のワッシャーをかまして取り付けます。。。
この32mmW1/2のワッシャーが蓋の内側のサイズとジャストフィットで気密性を高めるにはちょうどいい大きさです。。
今回使ったワンタッチ継手は6mmのチューブ用でネジ規格が、R1/4だったので、これに合うジョイントでねじ込んで固定します。。。(水道用部品なんかを売ってるホームセンターで入手できますよ ちなみに1個200円くらい エアーチューブは外径6mm内径4mmで1m当たり100円くらい)
これで、タンクは完了!
次には負圧を作るポンプの制作です。。。
シャンプーのポンプでもできなことはないですけど、10リットルもあるタンクに対して、1回の負圧生成量が少ないので、ポンピング回数が半端ないことになりそう。。。
ということで、今回は。。。。これ!
ダイソーで売ってるフーセンに空気を入れるための『ダブルアクション空気入れ』!
当然100円!
これは、結構素晴らしいもので、押しても引いても空気が入れられて、フツーの空気入れの半分の運動量で空気が入るというもの。
分解してみると構造は簡単!
フツーの空気入れの負圧が発生するときに、真ん中の管から空気を押し出すというもの。
考えた人は偉いねー。。。
今回はこの半分の運動量の部分を使って負圧を作ります。。
負圧は、引っ張ったときに、空気入れの下側から発生するので、この下側に穴をあけて、チューブをつなぎます。。。
負圧を維持させるために、この空気入れの気密性を高めるため、ゴム栓(8号で100円くらい)に穴をあけて、チューブを突っ込んで、空気入れにつなげます。
さらに、タンク内への逆流を防ぐために、ブレーキフルード交換の時にも大活躍してくれた、熱帯魚水槽用の逆流防止弁(200円くらい)をつなげます。。。
これで、制作完了!
全部で1000円ちょっとです。
そんでもって、いよいよ吸い込みの実験開始!
こんな感じでつなげて、吸い込むものはとりあえず水で。。。。
酒飲みの方は良くご存じの、『甲類焼酎』の空きボトル!(安い酒飲んどるなーという声が聞こえてきそうですが。。。)
これで4リットルです。。。
まずはスタート前の時点で、いっぱい入ってます。。。
ここから、”よーいドン!”でポンプを10回ほどポンピング!
徐々に吸い始めて。。。。
1分経過でこんな状態。。。
吸い込んでます。。。
ちょっと吸い込みが少ないなと感じれば、また2~3回ポンピング追加でパワー補充。。。。
開始から5分でこれくらい。。。
約10分で4リットルを吸い上げられました。。。
市販の手動オイルチェンジャーと比較してちょっと遅いような気がしますが、まぁ吸い上げられれは少々時間がかかったとしてもいいかね。。。って感じで、まぁ想像通りのできばえですわ。。。
灯油ボトルの負圧強度がもうちょっと高ければもっと速く吸い上げられるけどね。。。
負圧かけてるときには、ちょっと中央部分が凹んできてたので、ここの強度を上げれるものがあれば完璧ですわ。。。
やりすぎると、完璧に凹んでしまうので、負圧をかけすぎないことがこのポンプを使う時のポイントやね。
今回の実験では水の吸い上げだったので、実際のATFだともうちょっと粘度が高そうなので、もうちょっと時間がかかるかもしれませんけどね。
まぁなんどかこれで、吸い上げられるポンプができたので、今度はATFを買ってやってみよ!
フツーにメーカー純正品のATFを使ってディーラーで交換したら約30000円!
これを使って、純正互換品のATFを使って何回かに分けて交換すれは、10000円くらいで交換はできそうってことがわかりましたね。。。
E51 エルグランド君の純正ATFはマチックフルードJで、AISINのAFW+は互換ありということなので、これを調達して交換してみよ!
これなら、20リットルで9000円ちょっと!
格安でできそうですわ!
アイシンはトヨタ系で日産はジャトコだけどまぁ互換ありということであれば、これを使おっと!安いしね!
交換はまた後日!
こうご期待!
追記
このあと、さらに強化バージョンを作成してみました!
16万キロ走行のE51 エルグランド君のATF交換のためのオイルチェンジャーを自作してみる(さらに強化バージョン)。。。
こっちはばっちり大成功!ぜひご覧ください!!!
実際の使用の様子はこちら!
http://norisuke.servehttp.com/wordpress/?p=1451
今年は猛暑!エアコンは大丈夫?E51 エルグランド君のブロアファン(ブロアモーター)の異音は意外に簡単に直せます!
車検に出して戻ってきたエルグランド君。。
ちっちゃなDAYZ ROOX君からの一週間ぶりの乗り換えで、少々感覚が違って新鮮です。。
そんな久々のエルグランド君の以前に交換したブロアファン(ブロアモーター)が、風量の少ないときに、また、”コトコト”という音が発生し始めた。。。
寒い時期で、活躍してもらわねばならぬ時期に、こういうことは大体起こるもので、まったく、『マーフィーの法則』ですわ。。。
今回はそんなに大きな音が鳴るわけでもないので気にしなきゃ気にはならんけど、サンメカとしてはやっぱり気になる。。。
そういうことで、とりあえずはもう一度分解してみて状況を確認することに。。
もう、以前に分解していることもあり、手慣れたもので、ブロアファン(ブロアモーター)を取り外します。。。
取り外した状態で、エアコンをつけて、ファンを回してみると。。。。
音がしないんですよね。。。まったく。。。
基盤面を開けて、構造を確認。。。
構造からみると、ほぼ間違いなく、中心の回転軸のところから鳴ってると思われる。。。
そうなれば、とりあえずやってみることは。。。。
グリスアップ!
ということで。。。
中央の回転軸の下側のスキマにオイルスプレーを吹き付けて、長期的に効果を得るためにグリススプレーを吹き付けときます。。。
これでもう一度組み立てなおして、100キロほど走ってみたけど、コトコト音は出ませんでした!
ということで、めでたしめでたし。。。