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Posts Tagged ‘ソーラーパネル自作’

古いバッテリーを再生する???本当か?デサルフェーターを試してみる!!!

以前よりかなり気になっていたデサルフェーターなるもの!!!

 

クルマのバッテリーに使われている鉛蓄電池を長期使用可能にするといったものであったり、劣化した状態のモノを復活させるといったようなことを可能にするよいうもんですな。。。

Alastair Couperさんという方が、ずいぶん以前に実証実験されてそれなりに効果があったということで、電子工作に詳しい方々がいろんな改良を加えて亜種が巷で発生してますね。。。

 

そもそも、鉛蓄電池というものは、充電しているときではない状態(放電中ですね)では、電極の鉛に結晶ができてしまう状態となって、それが電池そのものの容量を減少させてしまう原因となってしまう性質なようです。。。

これをサルフェーションようで、この結晶を電気的な衝撃によって破壊して、元の状態に戻すための装置をデサルフェーターとか、パルサーとかいうようです。。。

(小生は高校生の時は化学が得意で、高校生の3年間の定期試験で唯一、100点をとった科目ではあるものの、今となっては、なんの役にはたってないですね。。。)

 

小生は、毎日のようにクルマにはお世話になっているので、E51エルグランド君のバッテリーは、あまりこのサルフェーションというような状態にはならないとは思えるものの、以前に作成した自作ソーラーパネルで使用しているバッテリーは、太陽光が当たっていない夜間は、ぜんぜん充電されないんで、ほぼ放電状態となり、サルフレーションは当然ながら発生してしまうんですよね。。。

 

ということいで、今回は、ソーラーパネル用のバッテリーのデサルフェーターを作ろうととりあえず計画してみた。。。

 

ネット先人の情報を集めて、いざ製作してみようと部品を探してみると。。。。

この仕組みの肝である、電力を集めていっきに吐き出す役割のコイルがどうやっても入手できません。。。

ネットの情報なんかでは、いろんなバージョンがあるようで、トロイダルコイルで9A1000uHを使ってなんてものもありましたが、とても、おなじみの秋葉原の秋月でも町田のサトー電気でもそんな規格のモノは入手できず。。

 

さらにいろいろネット情報で調べるも、いろんなバージョンがあってもう訳がわかりません。。。。ホンマに効果のあるバージョンってどれなんやろか。。。さっぱりわかりまへん。。。

 

基本的な動作原理は、一定周期でパルスを発生させて、そのパルスに続く余韻(?)で、固着したサルフェーションを溶解して元の希硫酸に還元させるってことなんでしょな。。。

その還元させるためのパルスがどのくらいの周期でどのくらいの電圧で与えればいいのかってことで、いろんなバージョンがあるってことなんでしょう。。

 

まぁいづれにせよ、この手のモノのノウハウは全くと言っていい程、ないので、なんか実績のあるものを元にいろいろと改良をした方が、この手のモノを理解できる早道かと思い、いつもの中国のaliexpressで完成品があるか調べてみました。。。。

 

やっぱりあるもんですね。。。

Alastair Couperさんのオリジナル回路に近いものが製品化してるようです。。。

 

っで、入手してみたのがこれ!

US$で10$弱くらいなんで、日本円にして1000円ちょっと!



(上記のバナーをクリックして検索条件に”desulfator”と入力すれば出てきますよ!!!)

 

 

これなら、部品集めのためにアキバへ行ったり、秋月の送料払ってたりするより安いんで、まずはこれを買ってみました。。

ホンマに効果があるかもわからんですしね。。

 

 

そんで、以前に作ったソーラーパネルに。。。。

(製作した時の記事はこちら いやー大変やった!ソーラーセルをつなぎ合わせてソーラーパネルをDIYしてみた! )

繋がってるバッテリーにつないでみました。。。

こんな感じ。。。。

これも2年間くらい充電もしてないような放置状態でしたが。。。。

いちおうは、端子間電圧で13.14V!!!

まぁお日様が結構当たってるときやったから、まぁまぁ発電してる状態だったんでね。。。ええかんじやったんかね。

つないだら、コイルから発生するキーンっていう高周波な音がして動作してるんやなーって感じです。。。

 

念のために比重を計ってみるのと電極の状態をみてみると。。。

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感想(0件)

プラス側から1番目は。。。

全然イケるやん!!!あんまりサルフレーションないカモね、、、

 

2番目は。。。。。。

おっ!これはギリギリってとこの比重!!!

電極の見た目は特にサルフレーションはないみたいやけどなー

 

3番目は。。。

これもなかなかええ感じ。。。

これも、電極の見た目は特にサルフレーションはないみたい。。。。

 

4番目は。。。。。

 

これもなかなかええ感じ。。。

これも、電極の見た目は特にサルフレーションはないみたい。。。。

 

5番目は。。。

 

これもなかなかええ感じ。。。

これも、電極の見た目は特にサルフレーションはないみたい。。。。

 

最後!6番目。。。。

まぁこれも大丈夫かな。。。

 

ということで、バッテリー自体は特に問題はなさそう。。。

でも、太陽電池で充電してることもあるので、太陽光が無い夜間は放電してしまうんで、とりあえずデサルフェーターつけときゃサルフレーションはつかないかな。。。。

 

まぁしばらくつけといてどうなるか観察してみよー!!!

 





いやー大変やった!ソーラーセルをつなぎ合わせてソーラーパネルをDIYしてみた!

ここ最近、日本列島のいろんなところで頻繁に地震が起きているようで、今度こそ首都圏に大きな地震が来そうな気配。。。

ちょっと前に起こった東日本大震災の時には、東京の赤坂から二子玉川まで4時間くらいかけて徒歩で帰宅したことを思いつつ、何か準備しときゃなきゃという思いはあるものの、何をしなきゃいかんのかというのがイマイチぴんとこない・・・

 

そんななか、今やスマホなどの携帯電話などの通信手段は必要不可欠な時代であり、万一の停電の時でも、このデバイスを最低限、稼働させるための電源の確保ができればそれなりに、情報収集ができてそれなりの対応ができるだろうということで、そのための電源確保しようと考えた!

そこで、今回は自然エネルギーである太陽光を利用して、最低限の電気エネルギーを確保するための、ソーラーパネルを利用した電気エネルギー蓄積システムを自作してみた。。。。

 

ちょうど、デサルフェーターの実験用に残しておいたクルマのバッテリーもあるし、これを利用して、ソーラーパネルを利用して常に充電しておけば、万一の時に電源として使えそうですしね。。。

これを使っちゃいましょう!

 

そんな安易な計画で、まずはソーラーパネルを調達することに。。。

 

でも、それなりの発電量を持ったソーラーパネルは結構なお値段。。。。

クルマのバッテリーをそれなりに充電するためには、最低でも40W程度の発電量が必要で、これのパネルの価格を調べてみると、どれもこれも10,000円クラス。。。

貧乏なサラリーマンの小遣いとしてはこの10,000円は高嶺の花です。。。

そんな高価なものをいきなり調達して検証失敗の結果であれば、エンジニアとしては悔しくて仕方ないので、今回は、安く調達して実験してみることを優先する方針でいろいろ調べてみた。。。

そうすると。。。

40Wクラスのソーラーパネルは、完成品でなければ、日本円にして約3000円くらいで中国から調達ができることが分かった!

でも、これは完成品ではなく、36枚の太陽電池セルがバラバラになった状態のもので、これを直列にはんだ付けしてつなぎ合わせて、18Vを作るというDIY製品!

まぁ、電子工作はしょっちゅうやってるんで、はんだ付けなんて問題なしと思って、これは安いということで、ポチってみました。。。

(以下のバナーで solar panel diy で検索すればいっぱい出てきます!)


 

(楽天だとこんなのもありました。。。)

 

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発注から約1カ月で中国からようやく来ました!

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こんな感じで結構、丁寧な梱包で到着!

ここ最近の中国の運送業界はひどくて、荷物を投げまくって仕分けするなんてことが当たり前のようで、少々心配してましたが、無事到着しました!

発注後に知ったんですが、中国の運送業界の実態はこんな感じみたいです!

https://www.youtube.com/watch?v=TJMoqnc_V-E

もー投げる投げる!!! でもけっこういいコントロールしてます! こんな状態で無事届いたのは奇跡としか言いようがいないっすねー!!

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一応は、こんな表示があるんですけど、あの様子を見てるとこんなもんは全く意味をないしてないような気がします。。。

 

とりあえず、開けてみると。。。

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こんな感じ!

奇跡ながら全量無事につきました!

 

セルは40枚! 当然全部バラバラ!

このセルは2インチ×6インチのサイズで、1セルあたりの電圧は0.5Vで電流は最大で2.2Aを発電するようです。。。

これを36枚、直列につないで、電圧は、0.5V×36枚で18Vで、電流は2.2Aなので、約40Wの発電をするってことなんですね・・・

 

これに、各セルをつなぎ合わせるタブ線とバス線、はんだ乗りを良くするためのフラックスペンがついてます。。

 

いよいよ、このセルを直列につなぎ合わせていくわけですが。。。

これが大変!!!!!!!

もー大変です!

大変!ってのは、とにかくセルは薄いこと!

例えるなら。。。

 

カルビーのポテトチップの上ではんだ付けしていくようなもの!!!!!

 

ちょっと気が抜けて、油断すれば。。。。

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こんな状態。。。

割れまくります。。。

ソーラーセルのはんだ付けは超高度な技術を要します。。。

ちょっとしたはんだの段差でも割れまくります。。。

はんだ付けは結構、自信があったんですけど。。。凹みまくりです。。。。とほほ。。。

40枚のセットだったんで、18Vを作るためには、36枚が必要で、割ってもいい許容枚数はたった4枚!

ますますプレッシャーがかかります。。。。

 

格闘すること約4時間!!!!

 

なんとか、終わりました。。。

ちょっと無理な体勢ではんだ付けを余儀なくされたため、足腰が激痛です。。。

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こんな感じで、組んでみた。。。

900mm × 450mm の合板の上に 1列あたり8セルを並べ、これを4列で、32セル

これと4セルを足して合計36セル!

 

これに、セルが割れないように周囲に30mmの高さのゲタを乗せて、セルの上下段にもゲタをかまして、その上に、0.5mm厚の透明PET樹脂を乗せて保護してます。。。

0.5mm厚だと薄いかなーと思ってたけど、ゲタのおかげで結構いい感じに強度が保てました。

 

いよいよこれで発電量を測ってみると。。。

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おーーーーーー!!!!

今日はいいお天気だったんで、定格の18Vを上回る20Vを発電してます!!!

こりゃ期待できます!!!!

 

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これに、レギュレーターを付けます。。。

これも中国からの輸入です。。。

このレギュレーターなんとMPPT方式です!

(MPPT:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%80%E5%A4%A7%E9%9B%BB%E5%8A%9B%E7%82%B9%E8%BF%BD%E5%BE%93%E5%88%B6%E5%BE%A1 )

国内で買えば3000~5000円位なんですけど、800円で調達しました。。。

(もう電子部品関係では、中国にはかないませんね。。。)

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バッテリーとソーラーパネルをつないで、一応、ちゃんと充電しているようです。。。安心安心。。。。

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完成した全景がこんな感じ。。。

まぁなんとかできました。。。

これから、テスト運用をしてみましょうかね。。。。

どんな感じになるかは乞うご期待のほど。。。。

 

でも、今回、セルのつなぎ合わせからのDIYでソーラーパネルを作ってみましたが、良く分かったことがあります。。。。

それは。。。

 

素人がソーラーパネルのDIYでやってもハンパなく手間がかかる!

こんだけの破損率があれば、それなりの値段がするのはよくわかった!

でもこんだけの苦労を考えたら、ハナから完成品を買ったほうが全然いい!

ほーら!

 

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この分野は難易度が高すぎです!

ソーラーパネルはすぐ割れるんで、割れてもいい許容量を超えてしまうとタダのゴミにしかなりません!

こどもの教育用にはDIYはいいですけど、実用を考えたときには、絶対に完成品を調達したほうがいい!ってことを実感です。。。

 

もう二度とソーラーパネルの自作はしないっす!

でも、いい勉強になって、おもしろかったけどね!

なので、やっぱり、またやるかもしれないっす!